映画

1970年に亡くなった伝説のギターリスト、ジミ・ヘンドリックスの伝記映画が公開された。主演のジミ役アンドレ・ベンジャミンの名演が亡くなったはずのジミ・ヘンドリックスを蘇らせた。予告編を見て、どうしても観たくなって関東で唯一やっている有楽町の角…

忘れられていた数学者アラン・チューリングの人生を描く本作は、アカデミー賞の脚本賞を受賞している名作だ。チューリング博士は電子頭脳(AI)やコンピュータの原理、題名にもなっているチューリング・テストなどで多くの科学的な功績を残した。その中の一…

本年度、アカデミー音響編集賞を受賞した、イーストウッド監督の最新作を観た。ネイビー・シールズ最強の狙撃手で160人を殺したクリス・カイルの自伝を映画化したものだ。何よりも迫力の戦闘シーンが凄い。音・砂嵐・臭いまでも伝わってきそうな映像だ。カイ…

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。 今年の初映画はベイマックスにしようかと思っていたら、ラジオで町山さんが紹介していたので、能年玲奈ちゃん主演の『海月姫』を観てしまった。極めつけのオタク女子達が住む天水館という…

今日、午前で仕事が終了したので、銀座までステファニー・アルゲリッチ監督作品『アルゲリッチ 私こそ、音楽!』を観てきた。娘さんの目から見た天才ピアニスト・アルゲリッチの素顔という宣伝がされていたが、原題はBLOODY DAUGHTERで、とてつもない芸術家…

連休の初日、わざわざ銀座まで出かけて『世界の果ての通学路』を観てきた。割引の関係で子供連れのお客さんですごく混んでいました。いくらフランスで130万人が観た大ヒット作とはいえ、ドキュメンタリーがこんなに客席を満杯にするというのは日本では珍しい…

大好きな「相棒」の映画「−劇場版III− 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ」を見てきました。家人がどうしてもというので、最近の作品は映画館の大きなスクリーンで見ているのです。今回は設定自体が大がかりで、どうしても島を一個まるまる使う形になったと思います…

サウジアラビア映画を初めて観た。この「初めて」は「サウジアラビア映画」と「観た」の両方にかかっている。サウジには映画が無いのである。正確には映画館が無く、ビデオやTVで見られるモノ以外はゼロで国産ではない外国の映像しか見られない。、この映画は初の…

平日の今日、学校の代休を利用して久しぶりに神保町の岩波ホールにマルガレーテ・フォン・トロッタ監督の最新作『ハンナ・アーレント』を観に行ってきた。哲学者ハンナ・アーレントの実像に迫る映画なので、混むこともないだろうと推測しつつも空いていて見…

先日の休みに家人にねだられ、ジブリの最新作『風立ちぬ』を近所のシネコンで観てきた。宮崎駿得意の飛行シーンが多用されているのは言うまでもなく、今までの作品群との共通点もある。しかし、今回は実在の人物(堀越二郎と堀辰雄の堀堀コンビ)をモデルにし…

GWにどこへも行けない小生は、メーデーにこの作品を見に行ってきた。冒頭のシーンにプライベート・ライアンかミュンヘンの再来のようなおぞましい(スピルバーグこだわりの)映像から始まる。ところが、戦争映画でも南北戦争に勝利した英雄大統領の伝記映画で…

劇場で観たかったにもかかわらず、シネコンの悲しさ。時間が合わない、客が少なくて打ち切りなどの理由があって、思ったより早めに終わっていたのが、この作品。ところがあろうことか、アカデミー賞を採ってしまい、急に日本でも脚光を浴び、再度公開された…

遅ればせながら、小生もテレビの人気ドラマ「相棒」を楽しむようになっている。もともとテレビドラマは全くと言っていいほど見ないので、毎週見るなんて特例中の特例だ。主演水谷豊の名演(彼の当たり役はこれでいくつ目だろうか…)とストーリー展開の妙技、さら…

久しぶりにどの映画を見るかについて、家人の希望で「おおかみこどもの雨と雪」を近所のシネコンで見ることとなった。あまり期待せず(オリンピックがらみで睡魔に襲われる予感のもと)に、スクリーンを見ているとグイグイと引き込まれていった。まず大学の雰囲…

これも映画館で観たかったのに、上映している館が近くに無くて観に行けなかった作品。しかもドキュメンタリーだ。30年間ベヴィメタを続けてるカナダのロックバンドANVILの物語。正直言って、バンドのことも全く知らなかった。なぜなら(ダスティン・ホフマン…

やっと暇になってきた。今年から自宅学習日(通称:試験休み)が無くなり、今も授業があるのだが、先が見えてきたのと連休(と言っても2連休(でも貴重です))なので、TUTAYAでDVDを借りてきた。昨年、見逃してしまっていたジャッキー・チェン監督作品『1911…

ドラマはあまり見ないのだが、どうしてか嵌ってしまい見ていたのが、SPEC(スペック)である。その劇場版が公開されたので、初日に早速観に行った。主人公の設定がユニークなのと台詞回しがあざとい面白さを持っているのが引きつけられた理由だろうか。戸田恵梨香…

今年初の一本は児童文学の傑作『泣いた赤おに』の3DによるCGアニメーション。『三丁目の夕日』を手がけた山崎貴監督が撮っているだけに、本当に美しいCGアニメーションとなっている。技術的なことは門外漢の小生には分からないが、青空に浮かぶ雲や夕焼けの…

近所にシネコンができて気楽に映画を見られる幸せを得た代わりに、そこでしか見られない映画を電車代+時間をかけてまで見に行かなくなっていた。でも、この作品は少なくとも教員は、いや教育に携わる仕事をしている者は見るべきだと思い、わざわざ神保町の…

この夏の暑さは、映画館やショッピングセンターなど冷房の効いている施設へ誘ってくれる。当初、このジブリ作品は観るつもりは無かった。理由は何よりも『ゲド』で痛い目に遭っているので、出来はあまり期待できないと考えていたからである。そんな小生を映…

帰省中、山梨でこの作品を観てきた。日本語3D版だったのだが、さすがピクサーと唸らされる作品だ。今回はライトニング・マックィーンのレースそのものがメインというよりも、友人(?)のメータが暗黒組織の活動を防ぐというスパイ・モノの側面が多く、とて…

ついに最終章の結末が映画化され、ハリー・ポッターファンには待ち遠しい作品の公開となった。前作でも指摘したのだが、原作ファンには辛い改編がなされているのだが、もう映画は映画として堪能すべきと腹をくくった。特に本作は戦闘シーンがポイントになる…

6月は長い。全く休日もなく、一ヶ月も続くのは小生のような怠け者には辛い。梅雨なので学校行事も少なくフラストレーションはピークに達していた。そんな訳で気分転換にSF超大作の呼び声の高いエイブラムス監督作品 『Super 8』を観てきた。 舞台は1979年…

新学期も始まり、震災以来の情緒不安定を引きずったまま、無情にも仕事は進む。GWも学校お決まりの暦通り。その上、コチとら週休一日ときている。家族サービスもしないので、映画でも連れて行け、との家人の命。コナン君を見に行く連中を横目に小生が選ん…

やっと最後まで観ることができた。あの日以来、やっと。。。 王族に生まれながらも、幼少期のトラウマから吃音症で悩んでいたヨーク候は巡り合わせで国王となってしまう。現在の女王エリザベス2世の父ジョージ6世である。英国史上もっとも内気な王とのキャ…

義姉が新星堂でDVD3枚を3000円で売ってると騒いでいた。あまり関心がなかった(そもそも近くに新星堂があるなんて知らなかった)のだが、チラシをチラッと見るとツェッペリンの狂熱のライブやらブルース・ブラザースがあったので、驚いて早速探しに行った。『…

今年、一発目の映画は愚息の希望で『ヤマト』を見ることとなった。個人的には『相棒』を見たかったのだが、小生の希望通りになることはまず無い。日本史上初のSFエンターテイメントという宣伝文句に、どこまで行けてるのォという疑心暗鬼で行くことと相成っ…

昨日、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』を観てきた。今回もあの膨大な内容をどこまで映像処理できているか、を見に行ったようなものだ。こうなってくると惰性とも言えよう。原作のファンにはどうしてもキツイ登場人物やディテールのカットがあるの…

本当に泣きました。このアニメは子どものためのいわゆる漫画映画ではありません。おもちゃで遊んだことのある、全ての人、特に大人に捧げる「別れ」のお話なのです。ストーリー・構成・キャラクター・映像・音楽、すべてに渡ってこれほど質の高い&出来の良い…

原作を読まずにアニメ作品だけを見ているので、ゆる〜い感想になっているのをお許し下さい。『ゲド戦記』で痛い目に遭っているので、原作とは全く別作品としてアニメは見るべきだと思ってのことです。作品の評価はどうも賛否両論の極端な評価が多いですね。…