take-bow2011-08-15

帰省中、山梨でこの作品を観てきた。日本語3D版だったのだが、さすがピクサーと唸らされる作品だ。今回はライトニング・マックィーンのレースそのものがメインというよりも、友人(?)のメータが暗黒組織の活動を防ぐというスパイ・モノの側面が多く、とても楽しめた。007ばりの諜報部カーが登場したり、美人(?)スパイカーが出てきたり、という感じでスパイ映画ファンには堪らない内容だと思う。一つ一つのキャラの立て方が、ステレオタイプかも知れないが、上手いのがピクサーの持ち味といえる。日本のキャラとしては相撲・歌舞伎・禅僧などいかにもな感じではあるが、温水便座を持ち出すところはさすがジョン・ラセターだ。この世界に誇る日本の輸出品を全世界レベルで営業活動して頂いた形といえよう。また、perfumeの「ポリリズム」が少し流れるだけかと思ったら、エンディングでも使われ、これを機に彼女たちも世界レベルに羽ばたけることを期待したい。併演の『ハワイアン・バケーション』も含めてピクサーファンには楽しめる最高の時間だった。
★★★★☆ブラボー