2015-01-01から1年間の記事一覧

「花燃ゆ」を見終わる

また大河ドラマを見てしまった。いい加減、連続ドラマに付き合うのは止めようと学習したはずなのに。。。一年間、見続けた理由はやはり吉田松陰の教えがどう引き継がれたのか(利用されたではなく)、を描けるのかを見たかったからと言えようか。視聴率は低か…

『ザ・ビートルズ 1+』を食す

われわれファンは何度でも、この手の商品に手を出してしまう。曰く「こんなビートルズ、見たことない! ″究極のベスト、究極のビートルズ“」。そして購入して満足してしまうのもファン心理。 兎に角、動いているビートルズは映画しか見たことが無いので、これだ…

「春画展」を見る

永青文庫で開かれている「SHUNGA 春画展」を見てきた。とてもブームになっていると聞いて、平日の空いてる時間帯を狙って行ってきた。やや混んではいたが、とても見やすい環境で良かった。細川氏の永青文庫は初めて訪れたのだが、都心なのにアクセスが厳しい。…

「まんがで読破 コーラン」を読む

このシリーズはマンガで哲学書などの難解な書物を分かりやすく解説したモノであるが、その作品の背景やどのような歴史的意義があるかを長々と説明しているモノが多い。ややもすると冗長になり、作品の純粋な解説になっていない場合が多いのが残念な結果とな…

明るい未来

国会のあいも変わらぬ体たらく。気分が悪くなる多数決による民意の圧殺。結果の分かっている悪法の行方。思考停止の「先生」と称される国会議員たち。こんな馬鹿げた民主主義に絶望し、ズーッと日本人はダメだと思ってた。 国会の中央公聴会でのシールズ奥田氏…

8.30 元気をもらいました

昨日のデモ。国会を取りまく人、人、人。シュプレヒコールも若者らしくて最高!お年寄りの人やお子さん連れの若いママやパパ。素敵な顔が嬉しそうに見えたのは私だけでしょうか。決して嬉しくない話で、これだけの人々が集まったというのに。安保法案に反対…

伝記映画『ラブ&マーシー』を観る

ビーチボーイズの天才コンポーザーにしてプロューサーでもあったブライアン・ウィルソンの栄光と苦悩を、1960年代と1980年代に二人の俳優の名演技で再現した、真に生きた伝記映画である。アルバム『スマイル』を巡るトラブルなど精神的な問題からリタイアし…

ピクサー最新作『インサイド・ヘッド』はアニメのフロイトだ

話題のPIXERピート・ドクター監督作品『インサイド・ヘッド』を観てきた。小さい子供連れのお客さんが多かったが、たぶん辛かったことと思う。何人かの泣き声が聞こえていた。幼い子供向けのアニメでは無いので、これから観られる方は要注意だと思う。だが、…

今年もウナギに

今週のお題「夏の食事」今年もウナギを喰いに目黒不動前の「にしむら」に友人と出撃した。日曜日だったので、1時間半ほど炎天下で待ったが、食することができた。年に一度の贅沢とはいえ、ウナギの上が3000円というのはとても良心的だと思う。今年は肝焼きも…

これが自由というものか

やっぱりやりやがった強行採決。 爺さんのマネをすると思ったら案の定。 これが民主主義だと言わんばかり。 京大有志の会の言葉通り、「戦争は、防衛を名目に始まる。」 そして軍隊は絶対に国民を守ってくれない、沖縄を見れば分かるように。 今日の日は歴史に…

園子温監督作品『ラブ&ピース』を観る

兎に角、メチャクチャな映画だ。一言で言うなら、トイストーリーでガメラなロック・ドリーム&ラブな映画と言うことだろうが、これ自体もはや意味不明だ。そんな理不尽な展開の映画なのに、最後にはやられてしまう=心鷲づかみにされてしまう人、ばかりだろ…

ジェフ・ベックの新譜「Live +」を聴く

齢70歳のライブとはとても思えないアクティブな演奏が全編に広がる。「+」って何かなと思っていたが、2曲ほど新曲が入っているのでプラス。出だしの「Loaded」から良い感じのジェフ・ベック節。これは!と期待してると、「Morning Dew」でムムム。全体にベックの…

本日、鳥獣戯画展(後期)を見てきました。前期と異なる点について述べます。二回に分けた理由は国宝の展示に関する開示期間の問題でやむを得なかったそうです。今回は混むのが分かっていたので、一時間前に上野へ。当然の行列。あまりにヒドくなってきたの…

1970年に亡くなった伝説のギターリスト、ジミ・ヘンドリックスの伝記映画が公開された。主演のジミ役アンドレ・ベンジャミンの名演が亡くなったはずのジミ・ヘンドリックスを蘇らせた。予告編を見て、どうしても観たくなって関東で唯一やっている有楽町の角…

本日、やっと鳥獣戯画展を見に行くことが出来ました。職場の友人たちの情報で凄い混み具合だと聞いていたので、早めに家を出ました。少しの待ち時間で「甲巻」を見ることが出来、あとの「乙巻」「丙巻」「丁巻」はほとんど普通に見られたので、比較的マシな日だった…

事後(病気)報告

一週間ほど軽い脳梗塞で入院していた。Doctorが言うには「ラクナ梗塞」(冗談のようなネーミング)という血管の先端部に起きる症状で、自分の場合、左側の足→手という順に痺れが出てきた。倒れた訳では無いので、自力で病院に行って見てもらうと、MRIで脳にクッ…

追悼・キンキン

キンキンこと愛川欽也さんが亡くなったとの報道が流れた。アド街などテレビの司会者としての好々爺然とした欽也さんを思い浮かべる方が多いのだろう。しかし、私にとってはラジオのディスクジョッキーのキンキンであるし、今の世相を憂うキンキンである。欽…

深夜放送から始まったリクエストに対する弾き語り。本作はその中でも、選りすぐりの名曲をギター一本で再録してしている。「銭形平次」や「コーヒールンバ」といった意外性の曲とともに、抜群の「糸」や「チェリー」などファンならずも垂涎の一品。正気言って、(他者…

昨年、亡くなられた日本を代表する経済学者、碩学という言葉がピッタリの宇沢弘文氏が1980年代後半に岩波新書として上梓された概説書である。経済学とはなにか、経済学の考え方とはどういうものかを、アダム・スミス以来の経済学のさまざまな立場を現代に至…

忘れられていた数学者アラン・チューリングの人生を描く本作は、アカデミー賞の脚本賞を受賞している名作だ。チューリング博士は電子頭脳(AI)やコンピュータの原理、題名にもなっているチューリング・テストなどで多くの科学的な功績を残した。その中の一…

遅ればせながら上野の東京国立博物館で開催されている特別展「みちのくの仏像」展を見てきた。東北六県の名品を一同に介しての展示で、仏像の共通点としては素朴で荒削りな感じの作品が多かった。福島県勝常寺の薬師如来坐像は別格の面持ちで両脇侍も含めて、…

久しぶりに知らないことに対する知的欲求が高まるのを感じた。本書に展開されている著者の論点は私にとって初めて目にするものであるし、今まで持っていた歴史的な知識の誤り(もしくは限界)を教えてくれている。イスラームに対する我々の知識がほぼ欧米経由…

松谷みよ子先生の訃報

人は生きていくだけで、自分にとって大事なものを一つ一つ失っていく。私を児童文学や民話の世界に誘ってくれたのは、松谷みよ子先生の作品群であった。『いない いない ばあ』であったり、『龍の子太郎』であったり、多くの昔話であったり、人それそれの松…

本年度、アカデミー音響編集賞を受賞した、イーストウッド監督の最新作を観た。ネイビー・シールズ最強の狙撃手で160人を殺したクリス・カイルの自伝を映画化したものだ。何よりも迫力の戦闘シーンが凄い。音・砂嵐・臭いまでも伝わってきそうな映像だ。カイ…

昨年の紅白で不思議なバンドの、摩訶不思議なパフォーマンスに釘付けとなった。それがSEKAI NO OWARIの「Dragon Night」との出会いだった。小生は流行りモノには一切手を出さないようにして生きてきた。セカオワとか呼ばれているのを知ったのも、つい最近のこ…

また今年度も受験生の担当となり、日本史ではなく「倫理・政治経済」(以下・倫政)を教えてきた。昨日実施されたセンター入試の問題に関して、受験生&高2生の参考になれば、と考え気づいたことを記します。1.大問小問の構成は例年と全く変化なく、大問6題…

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。 今年の初映画はベイマックスにしようかと思っていたら、ラジオで町山さんが紹介していたので、能年玲奈ちゃん主演の『海月姫』を観てしまった。極めつけのオタク女子達が住む天水館という…