松谷みよ子先生の訃報

take-bow2015-03-09

人は生きていくだけで、自分にとって大事なものを一つ一つ失っていく。私を児童文学や民話の世界に誘ってくれたのは、松谷みよ子先生の作品群であった。『いない いない ばあ』であったり、『龍の子太郎』であったり、多くの昔話であったり、人それそれの松谷みよ子体験があることだろう。私にとっては『ふたりのイーダ』が思い出深いのは、御著書にサインを頂いたからというのもあるかも知れない。今年も春は大事なものを失っていく季節のようだ。
               先生のご冥福を祈り、合掌