2017-01-01から1年間の記事一覧

科学博物館で「南方熊楠」展を見る

上野の科学博物館で開催されている『南方熊楠生誕150周年記念企画展「南方熊楠−100年早かった智の人』をやっと見てきた。本来なら和歌山の記念館に行かなければ見ることができない品々のうち、代表的なものを常設展の一角を使って展示されている。中でも幼少…

「運慶展」を見る

東博で開催されている「運慶展」を見てきた。午後の仕事が空いたので、はせ参じた次第である。案の定、50分待ちです、と言われたのだが実際には30分ほどで中に入れた。帰りがけに見かけた「怖い絵展」の方が混んでいた。後者は若いお客さんが多いようだったが…

山種美術館で川端龍子を見る

戻り梅雨?のやや涼しい中、広尾にある山種美術館で開催されている「没後50年記念 川端龍子展」を見に行ってきた。初めて行く美術館なのでまったくアクセスが分からず、調べてみると恵比寿駅から歩けるようだが、確かあの辺は台地状になっていて大変かも知…

「安政の大地震展」をみる

本駒込の東洋文庫ミュージアムで開かれている「ナマズが暴れた!?安政の大地震展―大災害の過去・現在・未来」を見てきた。絵画的な史料は少なく、古文書などの文献中心の展示で地味な企画のため本当にガラ空きだったが、あれから6年半の年月を思うと本当に…

一年越しで「吉田博展」をみる

昨年、NHKの日曜美術館で見た千葉で開かれていた「吉田博展」の紹介で、初めて吉田博という画家を知った。とても見たかったが、行けずに1年後の今回の展覧会を楽しみに指折り数えて待っていた。満を持して新宿の高層ビルにある美術館に行ってきた。この一年…

鎌倉紀行

平日に休みがとれたので、家人と鎌倉に行ってきた。目的は寺巡りと出来ればアジサイ鑑賞という欲張った企画。ルートは北鎌倉の円覚寺→鎌倉→江ノ電→長谷寺→鎌倉大仏→江ノ電→江ノ島という感じ。平日なので自由に望み通りの時間配分でイケると思いきや、同じこ…

三井記念美術館に行く

三井記念美術館で開催されている「西大寺展」を見てきた。初めて行ったので、東京駅から歩いたら結構あって驚いた。エレベーターで7階まで上がり、いかにも財閥三井が作りました的な展覧会場で仏教美術の粋を堪能した。西大寺は東大寺と並び、重要な位置づけ…

小栗康平監督作品『FUJITA』を見る

遅ればせながら、『FUJITA』を見ることが出来ました。かなり前に公開されていた時は仕事が忙しく見ることがきませんでした。ネットで情報を得ようとしたら、浅田彰のスキゾ的批評を見てしまい、映画を見る前からイヤな感じでの鑑賞となってしまった。オダギ…

Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band 50周年

この名盤について、今さら書き記すことは無い。今年、ビートルズの「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」がリリースされて半世紀経つ。それを記念した特別盤が発売された。おじさんの懐を直撃するこのような企画モノはレコード会社も自粛して欲しいのだが…

呉座勇一著『応仁の乱』を読む

とても売れているという本書は出たときから欲しいと思っていた。それは小生があまりに応仁の乱を知らなすぎたからである。知ってるつもりになっている応仁の乱の実像を解き明かすのが、本書の目的だとしたらかなり厳しい評価になってしまう。結局、分かりに…

久しぶりに横浜の「金沢文庫」に行き、昨年、国宝に指定された称名寺聖教・金沢文庫文書の一部を見てきた。何せ多岐にわたる中世の古文書群が2万点というのだから凄い。紙が大事な品である時代なので、裏書きなど当たり前で読みにくいが、それだけに貴重な史…

国立新美術館で「ミュシャ」展を見る

日曜美術館で知ったアルフォンス・ミュシャの展覧会を見てきた。GWの混雑は避けたかったが、日程上やむを得ず今日となってしまった。テレビで今回の展覧会は「スラヴ叙事詩」全20作がすべて見られると知って、出動することにしたのだった。正直言って、アール…

ブリューゲル「バベルの塔」展を見る

今日から東京都美術館で始まった『ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展』を見てきた。副題にあるように「16世紀ネーデルラントの至宝−ボスを超えて」をたくさん展示していた。ヒエロニムス・ボスの独特の芸術も見ることが出来たが、画集などで…

「ロマノフ王朝展」に行く

本日、仕事終わりに東洋文庫ミュージアムで開催されている「ロマノフ王朝展―日本人の見たロシア、ロシア人の見た日本―」に行ってきました。学生時代に史料を閲覧しに行った時とは異なり、あか抜けた感じのキレイな建物になっていて、ミュージアムがあるなん…

『ファンタスティックビーストと魔法使いの旅』を見る

ハリー・ポッターの作者J.K.ローリング女史がシナリオまで手がけた作品が本作。舞台をアメリカに移し、アメリカの魔法世界での出来事を描いている。『幻の動物とその生息地』というハリーも使っていた教科書の著者ニュート・スキャマンダーが主人公の物語と…