「安政の大地震展」をみる

take-bow2017-07-20

本駒込東洋文庫ミュージアムで開かれている「ナマズが暴れた!?安政の大地震展―大災害の過去・現在・未来」を見てきた。絵画的な史料は少なく、古文書などの文献中心の展示で地味な企画のため本当にガラ空きだったが、あれから6年半の年月を思うと本当に大事な展示だと思った。古事記日本書紀にも地震(ナイフルと読んだそうです)の記載があり、中でも千年前の貞観地震多賀城など今回と同じような処が被害に遭っている様を日本三代実録は克明に残している。繰り返される自然災害に日本人はその度、立ち上がって復興を続けてきた。いわば地震による破壊とそこからの復興の歴史が日本史のキモだと言えるだろう。