take-bow2015-01-01

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
今年の初映画はベイマックスにしようかと思っていたら、ラジオで町山さんが紹介していたので、能年玲奈ちゃん主演の『海月姫』を観てしまった。極めつけのオタク女子達が住む天水館というぼろアパートとそこに入り込んだ女装マニアの美男子とが織りなす物語。心に傷や弱点を抱えた彼・彼女たちは再開発で壊されかかるアパートを守るために今までとは真逆の社会へアピールする活動に巻き込まれて行く。一人一人のキャラが立っている上に、主人公の処女・倉下月海や30歳過ぎのDT(童貞)長谷川博己演じる修、何よりも一番いい女?の菅田将暉演じる蔵之介という配置が最高。自己の世界に埋没してきた人々が社会との戦いの中で、自己を開花させていく古今東西永遠のテーマをユーモアたっぷりに描いていてさわやかであった。クラゲに感動するとは思ってもみなかったのである。
よって★★★★ブラボー