名曲・名盤 ベイシー&ピーターソン「サッチ&ジョッシュ」

take-bow2006-03-13

ジャズを聴くようになったのは、たしか浪人時代だった。受験勉強の傍ら聞くラジオのロックやポップスに飽きたらず、ジャズに手を出していったように思う。


初めて買ったジャズのレコードがジャズ界の巨人二人のコラボで、二人のバトルというよりも余裕のある競演は、私をジャズの道に引きずり込んだ一枚でもある。これ以後、ピアノトリオを中心にジャズを聞くことになった。このアルバムの中ではJumpin' At The Woodsideのドライブ感はロック少年だった私に入りやすかった。しかし、情けないことに、当時はテーマやアドリブという言葉も分からずに聞いていたのだった。後にこれはカウント・ベイシーの晩年の作品で、彼はピアニストというよりもビッグバンド界を代表するバンドリーダーとして有名なのだと知った。
一昨年だったか、矢口史靖監督の『スウィングガールズ』を見て、久しぶりに聴きたくなったのだが、悲しいかな、CDは持っておらずレコードプレーヤーは針がダメときているので聴くことが出来ない。私にとって、レコード時代に買った数少ないジャズのアルバムなのであった(当時はジャズ喫茶(←古〜い)で聴くのが精一杯であった)。



Count Basie with Oscar Peterson『Satch And Josh』1974.12 Pablo