キース・エマーソンに愛をこめて

take-bow2016-03-12

私が最も愛してやまないロック・スターが亡くなったキース・エマーソン。天才キーボードプレーヤーである。ビートルズで始まった私のロック人生は1970年代に多種多様な変容を遂げ、進化に次ぐ進化をしていくが、その最先端を行ってたのが彼が率いるELPだった。3人のトリオでギターレスという変則的なバンドで、当時発展途上のシンセサイザー↑を駆使して、クラシック・ジャズの要素も取り入れながらロック・アレンジで仕上げるテイストが格好良く一発でファンになり、オリジナルアルバムはもちろんブート、ソロ、元いたナイスにまで手を出した。ELPは再結成したが、やはり初期の勢いがあった『頭脳改革』ぐらいまでは今でもよく聴く。その後、ソロ活動の中でもこのシンセを使って見せるパフォーマンスは手放さなかった。日本が好きで震災に寄せたメッセージの曲も忘れられない。最期が自殺なんて、悲しすぎる。ご冥福をお祈りします。
            合掌