take-bow2007-06-16

友人の1traさんのお奨めもあって、以前から気になっていた『見仏記』を何とか読了した。みうらじゅんのイラストの素晴らしさと、いとうせいこうの内向的な文章の格調もあって、初めは快調に読み進んだ。特に右のイラスト→の伽藍をバンド編成に喩えるのには大笑いし、尚かつ今度、授業で使おうと心に誓った。しかし、やはり小生は仏像が好きでは無いらしい。どんどんペースダウンして行って、気が付いたら1ヶ月近く経っていた。最後まで読むことが出来たのは、お二人の息のあった仏像行脚の旅に心動かされたからに他ならない。どちらが欠けても駄目な企画であったと思う。続編もあるが、小生にはこれ以上は無理だ。この逸品をものに出来ただけでも良しとしよう。欲張るのは煩悩の最たるモノであろう。