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午前中、京急を使って金沢文庫まで行ってきました。神奈川県立金沢文庫で開催されている特別展｢東大寺―鎌倉再建と華厳興隆―｣を見るためです。先日の｢仏頭展｣でみたポスターに惹かれて遠路はるばる行ってみたのです。とても閑静な住宅地の一角にこんもりとした山林があり、称名寺の中にあるこぢんまりとした施設でした。９時の開館と同時に数人の熱心な拝観者がおられ、小生も一緒に中に。頼朝の書状や大仏殿復興のための見取り図、金剛力士像内に納められていた｢一切陀羅尼｣などの国宝群とともに、勧進職・重源上人坐像がおられました。実にリアルで今まさに息を引き取られたばかりの高僧を再現したかのような素晴らしい彫刻でした。皺の一本一本に経文が刻まれているかのようなありがたい像で、空いているために何回も上人像と対面できるのも嬉しいです。絶対お薦めの展示です。
