take-bow2010-12-23

本屋でタイトルに惹かれてしまい、ラスプーチンこと佐藤優氏の『私のマルクス』を手に取ってしまいました。すると衝撃的なことに小生と同級生では無いですか。しかも同志社出身。まるっきり同時代を京都で過ごした身として、どうしても読んでみたくなり文庫本を早速購入しました。読み始めると内容のヘビーさにもかかわらず、二三日で読了してしまうほど読み応えのある内容でした。無論、神学の内容はほとんど理解できていないのですが、主題のマルクスに関しては善きにつけ悪しきにつけ、とても示唆的でした。氏の著作は分量・質ともに水準を超えているので、今後も何冊か選んで読んでみようと思っております。もちろん小生と意見を異にする部分も多いのですが、知的・学問的で真摯な姿勢は学ぶべきだと考えます。特に同世代として、学生時代にあれだけ学んでいた人は本当に少ないと思い、感心しました。一読の価値ありです。