take-bow2007-07-19

司書のH先生にチケットを頂いたので、昨日、上野の国立西洋美術館に「パルマ イタリア美術、もう一つの都」展を観に行ってきました。パルマと聞いて、チーズや生ハムしか思い浮かばなかった程度の予備知識です。予想通り宗教画が多く、正直言って閉口しました。それと17世紀前半までの作品になってしまうので、バリエーションに乏しく一本調子なのが辛かったです。フレスコ画の状態の良いモノを観ることができたのが、最大の収穫でありました。
久しぶりに常設展を覗いたのですが、こちらはきら星の如く実に豊富な作品群。とても飽きることなく、見入ってしまいました。常設展の宗教画の方がとても魅力ありクリヴェッリの「聖アウグスティヌス」を観れたことだけでも行った価値がありました。印象派の作品群も多く、何よりも藤田嗣治の「坐る女」を観られたのは幸せの極みであります。しかし、ル・コルビュジエが設計しようが、建物の使い勝手がとても悪いのです。階段の多用とパーテンションの切り方が下手くそで鑑賞しづらいのが最大の難点でした。


それでも                                               いや〜ぁ、絵画って本当に良いモノですねぇ。心の洗濯になりました。