ついに×デー来る

take-bow2007-07-18

共産党のミヤケンこと宮本顕治氏が亡くなった。享年98歳。大往生の革命家って、ちょっと微妙。ちょっとした矛盾かも。組織の伸長も停滞も、彼に依る所が大きかったと言える。スターリン時代の古い体質から無縁であったとは言えまい。今こそ革新勢力に期待する声が上がってしかるべきであろうに、そうならないのは偏に共産党の硬直化した組織運営に因ると思う。そんなミヤケンが『「敗北」の文学』で文壇デビューし、かの小林秀雄に2等という煮え湯を飲ませたという逸話は、もう既に昔話になってしまった。彼が率いてきた共産党の存在も、いまや昔。。。とならなければ良いが。