佐倉でシーボルト展を見る

take-bow2016-08-04

本日、佐倉市にある国立歴史民俗博物館で開かれている「よみがえれ!シーボルトの日本博物館」展を見てきた。小生の自宅からは比較的行き易かったのだが、何せ初めてなので戸惑うことも多かった。国立の独法にありがちな無闇矢鱈な広さと城址であるための坂に(暑くて)辟易した。後から両国でも見られるのになぜ遠くまで行ったかというと、時期的な理由が重要で9月からでは見られなくなる可能性があったからであった。案の定、空いているので、じっくり多くの展示物を堪能できた。鳴滝塾の模型やシーボルト&おたき&おいねの肖像画や植物のデッサンなど、実に興味深かった。こんなモノまで持ち帰っていたの?と思うような灯籠や漆器のコレクションは本当にスゴイの一言だ。japanが「漆器」の意味として通用するようになったのはシーボルトのおかげではないかと思いたくなるほどである。焼き物の方はあまり特定の○○焼に限定せず、多種多様な収集を行っている。さらに何と言っても、地図類のコレクションは本当に凄くて、中でも国外追放になったのも頷ける。しかし写しまでとっていたのに幕府はなぜ見逃したのだろうか。歴史に関心のある人はもちろん、江戸時代の人々の生活にふれたい人はぜひ一見の価値ありです。