take-bow2014-10-19

開催2日目に国宝展一回目の鑑賞に行きました。前期の呼び物は、国宝ではないけれど「正倉院の御物」です。やはり「鳥毛立女屏風」が見られたのは最大の収穫でした。また、「紫地綾錦几褥(むらさきじあやにしきのきじょく)」の保存状態の良さに驚愕しました。さすが御物です。第一章の「仏」の部は後期の展示に期待しています。第二章「神」の部は銅鐸の豊富さに触れられたのが収穫でした。第三章は東寺の百合文書の実物を見られたのが良かったです。第四章では「支倉常長像」と十字架を見られて、感動でした。最近、遠藤周作の『侍』を読んでいたので、とくに感慨ひとしおです。第五章では「元興寺極楽坊五重小塔」の大胆さとリアルさに心打たれました。今回はまだ混雑しておらず、落ち着いて見られたのが最大の収穫でしょうか。のんびりと一日がけでゆっくり見られると良いのでしょうが、根が性急のため駆け足での鑑賞となってしまいました。後期は大変なことになっていると思います。