take-bow2013-10-25

昨日雨の中、上野の東京芸大美術館で「国宝 興福寺仏頭展」を見てきました。随分前に教え子から招待券をもらっていたのですが、仕事が忙しく機会が無く行けなかったのです。やっと仕事の合間に時間を見つけて、寄ってきたのですが良かった。興福寺の仏頭は以前に見た気になっていたのですが、改めて写真とかで見ただけのデジャブだと分かりました。あのサイズはホンモノを見ないと理解できないです。丈六像だった訳だから、あの大きさは当然です。しかも後ろから見ることができるので、この像に起きた不運をまざまざと見ることが出来るでしょう。右のお耳と後頭部(無い部分)は必見です。それ以外にも十二神将そろい踏みなのですが、個人的な好みでは板彫版よりも立像のリアリティ=鎌倉仏の素晴らしさに圧倒されました。こちらも360°あらゆる角度から楽しめるのでお薦めです。(毎回記してますが)地下二階→三階というあり得ない移動の見づらさを差し引いても余りある企画であることは疑いありません。必見です。