take-bow2011-05-22

最近、どうも佐藤優マジックに罹ってしまっているようだ。新学期が始まり忙しい日々の中、気がつくと例のマルクス本以来、『国家の罠』『自壊する帝国』など氏の著作を片っ端から読み漁っている。どうも中毒患者のようだ。本作は暴露本のテイストもあるので買おうか買うまいか随分悩んだのだが(古本屋で探したが手に入らず)、amazonで注文した次第である。巻末に登場される外務省お歴々の写真まで載っているので、機を逃すと手に入らなくなると思ったのも購入の理由であった。
内容は至ってまじめに反省しているお二人が、政治家として外交官として今後の日本に役立てばとの思いで企画されたモノで決して暴露本ではない。思えばあの渦中、ムネオハウスや「疑惑の総合商社」といったセンセーショナルな言葉に煽られ、マスコミの雰囲気作りに乗せられていたなぁと小生自身も「反省」することとなった。マスコミなどが煽る事柄にもっとリテラシーをもって臨まなければならないと思った。今、獄中にある鈴木宗男氏が政界に復帰し再び権力のチェック機能として働かれることを期待している。