take-bow2011-03-20

アッという間の一週間だった。この間、何もしていない。というか、何もできない。心に大きな穴が空いてしまっている。勤め先の学校も休校状態で昨日、終業式を迎えた。
被災されたみなさんは、肉体的・精神的にキツイことと思う。何であの時ああしなかったのか、自分が亡くしてしまったも同然だ、などと思い悩むだろう。
でも、誰が悪いのでもないのだ。誰のせいでもない。苦しいこと、悲しいこと、悔やむこと、辛いこと、たくさんの苦が心を襲う。遠く離れて暮らす小生でも心が張り裂けそうだ。
奥さんにプレゼントの指輪を残して亡くなった気仙沼の若い旦那さん。懐かしい海のきれいな吉里吉里のある大槌町の町長さん。結婚を控えていたのに行方不明になっている、防災無線放送で南三陸町の住民に避難を呼びかけた女性職員さん。死者行方不明者という言葉では、とてもとても納得できない一人一人の人生があったのに。運命って本当に理不尽。
それでも生き残った人々は生き続けなければならない。それぞれの人生を心に刻んで生き続けるしかないのです。そう、明けない夜はないのですし、終わらない冬はないのです。お釈迦様が言われた、四苦の中でも最も厳しいのは間違いなく「生」なのです。


こんな時だから今こそみなさん、一人一人が元気の出る歌を聞きましょう。歌いましょう。
私は、苦と直面しているみなさんに連帯の心を込めて、山下達郎の『希望という名の光』を贈ります。