take-bow2009-10-01

性(さが)でもあるのだろう。収集癖というのはいくつになっても治らない。特に音楽がらみだと全く自制が働かない。リマスターだろうが、紙ジャケだろうが、既に持っているCDを買い直そうという反逆行為は、普通のリスナーやましてカミさん達には理解できない所行なのだ。

その昔、ロックの聴き始めには2パターンある、と友人が言った。ビートルズ派かローリングストーンズ派で、その友人は自分はストーンズ派だと言っていた。そういわれると小生は前者だったんで、妙に納得してしまった。もちろん今は両者とも好きだし、ストーンズの代表作は持っているが、自分のルーツとしてはやはりビートルズなのだ。

ザ・ビートルズ・モノ・ボックス(BOX SET)は、そんな小生の性、業を刺激しまくるのだ。だが、これが高い!何で40年も前のCDで減価償却しまくった作品群に4万近くも払わにゃならんのじゃ、と冷静な時の自分は思う。リマスターかなんか知らんがふざけるなっ!と思いつつ、それでも発売当日、タワーレコードに見に行くと輸入盤がマイナス1万で売っとるではないか。悩みに悩んだ挙げ句、その場は理性が勝って様子見として評判を聞いてからにしようと購入を諦めた。これがいけなかった。2日後に行ってみると、もう既にボックスは全て売り切れていて、いつ入荷するかは未定とある。こうなると理性のネジが飛び去って、どうしても欲しくなる。あちこち探すが、どこも売り切れ。アマゾンに至っては5万円という法外な値段を付けて売っている輩までいるではないか。投機目的にビートルズを利用するとはけしからん、と熱くなった頭は自制が効かなくなった。2,3日、探し続けていると、タワーのネットショップで予約できた。

不安のまま、家人には内緒で、待っていたら、今日、やって来ました、ビートルズ・モノボックス。
まだ聞き始めたばかりですが、全面に出てくるような感じの音です。聞こえなかった(サージェントの最後などの)音も聞こえます。

当分、ビートルズ三昧の日々が続きます。