take-bow2009-08-01

2週間遅れで『ハリー・ポッターと謎のプリンス』を観ることが出来た。映画版のハリー・ポッターは、原作のファンにはもの凄い違和感のある内容になってきており、別物として観るようになってきた。特に、本作はその傾向が強い。スピード感溢れる展開や「死喰い人」の移動シーンなどの映像化はうまく行っている方だと思う。しかし冒頭、コーヒーショップの女店員をハリー・ポッターがナンパするのはちょっといかがなモノか。原作の展開の複雑さを絞って、2時間30分程度の内容にまとめるのだからある程度の「精選」は必要であろう。登場人物を絞り込む関係で役割を変えられてしまう場合もあり、ストーリーとしては単純だが映像として見応えのあるものになっていると思う。もちろん原作をご一読されることを期待します。                                    ★★★☆ブラボー