take-bow2009-07-16

4月、カミさんがやっと退院した。何とか新学期に間に合った。


その翌日、息子が骨折した。しかも両足。あまりのことに狼狽し、救急車も呼ばずに、チャリに乗せて病院へ。翌日の精密検査の結果、両踵の陥没骨折で入院・手術へ。始業式の前々日だった。

数日後の手術は全身麻酔で、数時間に及ぶオペとなった。泣きながら手術室から出てきた息子に何もしてあげられない役立たずの父親。本当に情けなくなる。「最悪だぁ」という叫び声が頭の中で木霊する。

彼はそこから一ヶ月に及ぶベット生活を余儀なくされた。しかし、慣れとは恐ろしいモノで息子は入院生活を次第にエンジョイし始めた。友達がとっかえひっかえ見舞いに来てくれ、お菓子まで。おかげで「20世紀少年」全巻読破した(私も)。さすがに勉強しないで、ダラダラさせられないので5月の初旬に退院させてもらった。現在もリハビリ中である。

ホッとしたのもつかの間、またオヤジが入院。内蔵に水が溜まったとのこと。


これらの出来事に対応するだけでホント精一杯だった。仕事の方も始まり、新学期に新しいクラスを担当した。しかし、どうも相性が悪い。所詮、儂は教員なんて向かないんだ、という思いが募るばかり。ストレスも溜まりまくり、気が付くとメチャメチャ痩せている。ダイエットしている訳ではない。この上、自分まで病気になったらシャレにならない。


生きていること、そのものが苦であるとつくづく痛感する。


昨日、やっと一学期の業務が終わった。死ぬかと思うぐらい疲れた。非正規雇用の教師はコマを持たないと収入が減ってしまう。よって週休一日。やっと愚痴っぽい日々が断絶するのが嬉しい。
昨日、友人の塾に遊びに行ったら、仕事をくれた。気にかけていてくれたんだ。本当に感謝。ありがとね、OKちゃん。持つべきモノは友、と痛感する。

こうして人は他との関係で、活かされているんだなぁ、とまた釈迦の縁起説に思いが戻る。

何はともあれ、辛い一学期が終わりました。生きとし生けるものに感謝!感謝!感謝!