take-bow2008-02-24

やっと『Harry Potter and the Deathly Hallows』を読み終わりました。昨年の7月に購入してから、実に7ヶ月。600ページを、地道にベタに、コケの一念、亀より遅いスピードで読み続けてきました。それも、まさにこの最終巻を読むために、今までの6巻があったのだなぁと痛感させられる肉厚な内容でした。今までの種明かしになっている関係上、ほぼオールスターキャストであることは言うまでもありません。具体的な内容はネタばれになるので、日本語版が出版されるまでお預けです。ただ、作者が読者の期待を裏切ることはない、とだけ記させて頂きます。以前から話題になっていた、初めから既に書かれていた最終部分のタイトルが「Nineteen Years Later」ということから察して頂けることと思います。
さぁ、こうして小生のハリーとともに過ごしてきた日々はついに終了しました。長かったなぁ。ファンタジーとか一切関心のないオヤジである私が、英語の原書まで読むようになるとは、自分でも想像しなかったです。これも偏に構成の妙と定型の安定感、異文化理解の面白さに刺激を受けたからと言えると思います。著者は「もう続編を書くことはない」と述べているので、小生の知りたいその後の人生やディテールの部分は私の空想の範囲内で遊ぶしかないのでしょうね。でもチャンスがあったら、再チャレンジしてみたい作品でした。関連本としてネビル・ロングボトム教授の『魔法薬草学入門』など出して欲しいモノもいっぱいあります。さよなら、ハリー。また、9と3/4番線で会えることを期待して。
All was well.