take-bow2006-08-11

7/31 南岳小屋にて
 今回の山行は、①勤め先の山岳部と同行する、    ②南岳小屋に宿泊する、 のが目的であった。南岳は以前、キレット越えをした時に通っているのだが、あくまでも通過点でしかなかったため、あまり記憶にない。しかし、現在の責任者・坂本さんがHPなどをマメに更新しているのを拝見していて、ぜひ一度「宿泊」してみたいと思っていた。今回、念願叶ったのだが、予想した通りこぢんまりとしていながら、とても心遣いの行き届いた快適な山小屋であった。リピーターも多いようで、私の泊まった日で50人ほどであった。ご飯がおいしく、布団もフカフカ。その上、下界と変わらぬ値段と味のモーニングコーヒー。至れり尽くせりの心遣いは、トイレのバイオ処理に端的に表れていると思う。坂本さんは私が想像していたよりもむしろIT産業に従事されている方という感じで、「山や」のマッチョなイメージとはほど遠かった。夕食後、ガスっていた滝谷・キレットが嘘のように晴れ渡り、くっきりと見え、これ以上の幸せは無かった。


8/1 雨のち霧やがて快晴
早朝、雨ですよの声にガッカリながら起きる。食事をしていても降り続け、6:00くらいから霧となる。モーニングコーヒーを頂きながらノンビリすれば、タイミング良く晴れてきたかも知れなかったが、元来の気の短さゆえ、6:15には出発。氷河公園経由で槍沢を下ることにする。7:00ごろから晴れ始め、前穂が見えるほどになる。8:00氷河公園着。雪が多くて池はほとんど見られない(現在はかなり出てきている)。数回、雪渓のトラバースをして槍沢登山道に合流。この頃には槍も見えてきた。折角なの、槍沢で顔や疲れた足を洗ったりして遊ぶ。ケショウヤナギ(?)の綿毛が川面に幻想的な雰囲気を醸し出していた。14:00に横尾山荘に着き、宿泊。6人の相部屋。面白い人ばかり。うち3人が涸沢→奥穂→岳沢に行くという。天気が良いので、みんな行けたんだろうなぁ。


8/2 快晴
6:00少し前に出発し、2時間ちょっとで上高地に着く。8:40には沢渡の駐車場へ。駐車場の社長自ら、小生の汚い愛車を洗ってくれた。その後、温泉「ほりで〜ゆ」へ。ここの露天風呂からは常念岳が見える。ついつい長湯をしてしまう。その後、知る人ぞ知る「そば処 常念」で昼食。夏は蕎麦喰いには辛い季節だが、ここはお奨め。普通の農家(庄屋)に見えるので、店とは思えないかも。「安曇野ちひろ美術館」からも近いので、安曇野に行かれる方は寄ってみて下さい。    (写真は獅子鼻からの穂高連峰)