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三大予備校などの分析では、おおむね｢やや難化｣という評価である。平均60点台の後半を維持してきた倫理だが、果たして今年はどうだろうか。小生の予測では60点台をキープできれば、受験生ががんばったと見ることが出来ると思う。理系の受験が多いにもかかわらず、難易度がかなり高くなったという印象を受けた。

理由

• 思想家・哲学者の有名な用語がそのまま使われていることが少ない。表現を言い換えたりしてわかりにくくなっている。(例)アートマンと宇宙的原理が同一＝梵我一如
• 消去法でなければ、決して正解に到達しない知識の出題。(例)善導、太宰春台、アマーティア＝センなど
• 文章の読解力を求める問題の頻出。内容要約や前文からの言い換えなど。

予備校の推計通り、｢やや難化｣であれば、小生の取り越し苦労なのでいいのだが･･･。合掌造りの屋根のように鋭角的な問題であった。