take-bow2014-04-24

今朝、上野の東京国立博物館で開かれている特別展示「キトラ古墳壁画」展に行ってきた。昨日から開かれているのだが、新聞やテレビで煽っていたのでイヤな予感がして9時前に着くように早出した。案の定、行列が出来ていてみるみる千人規模の列に膨れ上がったのは言うまでもない。事前にチケットを手に入れていたので、前から7列目での最初に入ることが出来た。さまざまなディスプレーの後、いよいよ本物と御対面と思い、結構良い状態じゃないか、と思いながら見てると「青龍」まである。あれっ可笑しいぞと気づいて上を見ると「複製」とあって一生懸命レプリカを見物してしまい、時間を無駄にした。本物のコーナーは二三重に並べるようになっており、「立ち止まらず移動しながら見ろ」という注意を受ける、いつもの悲惨な鑑賞環境であった。だがまだ空いていたので、比較的じっくり見ることができた。明らかにレプリカよりも状態は悪く、全体的なカビなど着色は如何ともしがたい感じであった。ただ「玄武」は明らかに良い状態で鑑賞できてうれしかった。帰りに通常展示や新国宝の尖石の「土偶 長野県中ッ原遺跡出土」などを鑑賞してきた。