「八重の桜」を見切る

take-bow2013-12-16

大河ドラマは「龍馬伝」で最後にしようと思っていたのに、知らない人物の大きな足跡に触れてしまうと元々歴史学徒だったので、つい最終回まで全て見切ってしまった。会津の戦争で止めようと思ったのだが、同志社の歴史やキリスト教布教の困難さなど知っておくべきことに触れ、止めるに止められなかった。昨日の最終回も徳富蘇峰に八重が意見するところは、後の彼の戦犯への歩みを考えると実に趣があり、また昨今の特定秘密保護法や戦前回帰のきな臭い社会状況を鑑みると更に含蓄深かった。視聴率は振るわなかったらしいが、小生にとっては別の視点からの明治維新史を考える良い機会となったドラマであった。