take-bow2008-04-13

柄にもなくディズニー映画『魔法にかけられて』を観る。本当は『ガチ☆ボーイ』の方が観たかったのだが、例によって自分の思い通りにはならない。この映画のキャッチコピーは「それは、ディズニー史上最も“アリエナイ”魔法」という、いかにもな「アリエナイ」感じなのだ。ところが、観てみると中身は結構頑張っていて、ドリームワークスが狙いそうなラインを本家ディズニー自らやっている作品といえる。全編自虐的ともいえる「自己パロディ」がちりばめられ、(小生はディズニーファンではないので引用が全て分かった訳では無い)、その上、今時セル画でアニメ部分を作っているという。これは本当にディズニーが自ら変革し、新しい時代にも対応できるエンターテイメントを指向する会社に脱皮するきっかけになってくれるのでは?、と期待させてくれるという意味でも「アリエナイ」作品となったと思う。一見の価値ありです。★★★☆ブラボー