わが意のままにならぬもの

take-bow2007-03-03

古の白河法皇が言ったという「賽の目比叡山の山法師、鴨川の流れ」だけなら、まったく良いではないですか。人生そのものが「意のままにならぬ」小生とは違って。昨年末から引き受けていた家庭教師も業者とのトラブルでキャンセルされた。その上、授業が増えると思っていた(われわれ非常勤は収入に直結する)学校の仕事も増えずじまい。今年もギリギリの生活が続きそう。何とも「わが意のままにならぬもの」だらけである。
昨日、オルセー美術館展を見に上野の都美術館に行った。平日の午後であるし、まだ会期が残っているので何も気にせず行くと、なにやら行列が。聞くと入場に30分待ちだという。元来、気の短い小生はとても待つ気にならず、招待券を無駄にしてしまいました。わざわざ下さったF田先生、すみません。しかし、何で群れるんだ、日本人。確かに印象派の作品が多いからヤバイなぁとはチラッと脳裏を掠めたが、こんなことになっているとは。もっと前に行くべきだったと、反省。反省。また反省。また一つ「わが意のままにならぬもの」が増えた。