take-bow2006-04-01

映画『ナルニア国物語−第1章:ライオンと魔女−』を観てきた。以前、予告編を見て「なんじゃ〜、第1章って。大河ドラマじゃあるまいし。」と思った私は、今回も、不可抗力で観ることとなった。その後、岩波から7冊も出ているファンタジーの傑作であるということを知った。この程度・レベルでの観賞&感想であることをお許し願いたい。


いきなり空襲のシーンから始まったので「これはもしかしたらイギリスの話か〜ぁ」と思った。情けない話である。いくら予備知識なしで観た方が映画は楽しい、ってたって我ながらこれは非道い。
映画としての作りは、監督のアンドリュー・アダムソンの力の見せどころという感じで、CGの素晴らしさはいうまでもなかった(『シュレック』であんだけディズニーをおちょくってたのになぁ)。以前、テレビドラマ版があったらしいが大コケし、映像化は不可能とまでいわれたらしい。
物語はディテ−ルに違和感を感じる人もいるだろうなぁ、と思った。特に重要な兄弟姉妹の関係や次男のやたらチクる性格(原作の描写は?)などは観ている最中にも感じたくらいである。C.S.ルイスの原作を読むと変わってくるかも知れないが。だが、総体的にはやはり三大ファンタジーに含まれるだけはあると思う。

愚かにも今回、『指輪物語』といいナルニア国物語といい、最近流行のファンタジーがイギリスの産物(初めは「専売特許」と表記)であると知った。大英帝国のどこにこれら多くの物語を生み出す素地があったのか、知りたいモノである。→よねちゃん、教えて。
そんな中で、私でも気がついた共通点としては


1.魔法使いが登場or魔法の世界の話
2.動物や木などがしゃべる
3.空想上の生物が現れる(他の物語ともキャラがかぶる場合が多い)
4.キリスト教文化の伝統が根底にある(→ナルニアがもっとも強い)


となると、奥が深い。しかし、これは私にとってヤバイ徴候だ。ハリー・ポッターに嵌った時と同じ力を今、感じている。         ジブリの次回作はゲド戦記だというし・・・。                                 注:青色部分はのちに加筆・修正した。