take-bow2006-03-23

面白い記事を見つけた。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0322/engelbart.htm

マウスの発明者として知られるダグラス・エンゲルバート博士のインタビューだ。博士の持論「自然なものなど存在せず、自然なものというのは単に慣れ親しんでいるものにすぎない」という考えは、全ての殻や自由を縛る鎖に対する博士ならではの答えだと思う。キーボードで示す2次元的発想とポインターの3次元的発想の差は、ここから打ち砕かれていったのか、と改めて至極納得した。

また、博士のアイディアである「思索や研究が、知識資産を共有するコミュニティの中で加速され、それがさらに知識を増大させていく」という発想は、実は教育の本質的な問題にもあてはまると私は考える。すなわち「人はなぜ学ぶのか」という究極的な命題に対する一つの、そして最大の答えなのである。