名曲・名盤 バーンスタイン指揮「マーラーの交響曲第5番」

take-bow2006-02-18

mixiJEFF BECKのコミュニティに入っている。儂のmy favorite guitaristである。部屋には高校時代にアキバの石丸電気でもらったパネルが貼ってある。BECKがお決まりの白いストラットキャスターを抱えている。
そのコミュニティにBECKマーラーのアダージェットを演奏しているのが紹介されていた。オケをバックにギターを弾いているのだが、ベックらしくない。大昔に演っていたgreensleevesに近い感じだが、曲の影響からかまさに仏教で言う涅槃の境地に近い。何か思うところでもあるのであろうか。


そこで儂も涅槃に旅立つために、久しぶりにマーラー交響曲第5番を指揮者バーンスタイン,
ウィーンフィルの演奏で聴く。やはり第4楽章のアダージェットはバツグンだ。甘く、切ない心の
振動を伝えてくる。
このタイプの曲はマーラーの専売特許だが、バーンスタインの指揮はまさに適役。目をつぶって
聴いていると、ヴィスコンティの名作『ベニスに死す』の海岸シーンが浮かんでくる。残念ながら、
凡人の儂は必ず、このあたりで睡魔に襲われ、涅槃ならぬ爆睡の境地に至る。
悲しい結末ではある。


Gustav Mahler Symphony No. 5
Leonard Bernstein
Vienna Philharmonic Orchestra
Deutsche Grammophon